![P5152516.JPG](https://static.wixstatic.com/media/36ccf7_a10aa83fc6db49529a8cfc5e1c11c057~mv2.jpg/v1/crop/x_0,y_576,w_2048,h_557/fill/w_1838,h_500,al_c,q_85,usm_0.66_1.00_0.01,enc_avif,quality_auto/P5152516_JPG.jpg)
青の洞門
(Blue Grotto)
カプリ島の青の洞窟は有名ですが、マルタにも神秘的で青の世界を体験できる洞門がある。こちらでは小舟に乗って小さな洞門ををいくつもめぐり、光に反射する海水がエメラルド・グリーンやダーク・ブルーに輝き、美しい色彩を楽しむことができる。小さな舟でめぐるため、季節によっては海が荒れて運休になる場合がある。ボートの運行率が高いのは4月-10月の乾季の間で、雨季にあたる冬は運休になる確率が高い。夏場はボート乗り場が海水浴場にもなっているため、泳ぎたい人は水着を着ていこう。夏場に静かなエリアで海水浴を希望する方は、混み合うブルーグロットから少し離れたアールラプシ(Ghar Lapsi)まで移動しても良い。天然のプールのようになっていて、地元民が海水浴を楽しむ姿を見かけることが多い。
![IMG_5505.jpg](https://static.wixstatic.com/media/36ccf7_8e6c4ef111f94dda8be69ade324c7f02~mv2.jpg/v1/fill/w_365,h_298,al_c,q_80,usm_0.66_1.00_0.01,enc_avif,quality_auto/IMG_5505.jpg)
展望台から眺める青の洞門(Blue Grotto)
青の洞門は波が台地を浸食した結果、巨大なアーチが造られたもの。周辺の海食洞窟とともに光りを反射する海水が、変化ある美しい色彩のページェントを見せてくれ、小型のエンジンボートによる海上からの見学が人気だ。洞窟内の光の加減は奥まで光りが届く午前中がベストといわれる。
![P5122222.JPG](https://static.wixstatic.com/media/36ccf7_4d789ccc8b9e4c6f91402f36978a6e87~mv2.jpg/v1/crop/x_0,y_649,w_2048,h_887/fill/w_543,h_145,al_c,q_80,usm_0.66_1.00_0.01,enc_avif,quality_auto/P5122222_JPG.jpg)
道路沿いの展望台で青の洞門を上から眺めることもできるが、やはり船からが感動的だ。
![Dingli Cliffs Aerial View (37).jpg](https://static.wixstatic.com/media/36ccf7_b7a94b149ab5469bafa8841135936f01~mv2.jpg/v1/fill/w_365,h_205,al_c,q_80,usm_0.66_1.00_0.01,enc_avif,quality_auto/Dingli%20Cliffs%20Aerial%20View%20(37).jpg)
ディングリークリフ
(Dingli Cliffs)
ディングリの村はマルタの他の村や町に比べると高い場所に位置していて、その南西側の長い海岸線は250mもの高さの断崖の連続だ。断崖は中程に畑に利用された柵があり、断崖上の小道は下の淵へ下らなければ特に恐怖心を抱くような危険な場所はなく、海から吹き上げる風を受けながら気持ちの良い眺めを楽しめるトレッキングコース。時間があればゆっくり岩影のアイリスの花などと戯れながら歩いてみたい場所だ。
![PG6.jpg](https://static.wixstatic.com/media/36ccf7_c75832923eb9440ba5fab75a16d8a615~mv2.jpg/v1/fill/w_180,h_135,al_c,q_80,usm_0.66_1.00_0.01,enc_avif,quality_auto/PG6.jpg)
フィルフラ島
(Filfla)
フィルフラ島は約5kmほどの沖合にある。かつては英国軍が敵艦に見立て、航空機による爆撃訓練もした「射撃場」。立ち入りは禁止されている。
![P5210292.JPG](https://static.wixstatic.com/media/36ccf7_60dec9bdc5d04b0da15b5c90a0a57e6e~mv2.jpg/v1/fill/w_205,h_273,al_c,q_80,usm_0.66_1.00_0.01,enc_avif,quality_auto/P5210292_JPG.jpg)
カートラッツ(轍)
(Cart Ruts)
カートラッツと呼ばれる石灰岩の大地に刻まれた轍(わだち)跡が残されている。ちょうど車輪をガイドするレールのように、平行する2本の溝は、よく観察すると所々、軌道のポイントのように分岐する箇所も発見できる。一体誰が、何の目的で刻んだのか、どんな用途に使われたの か、未だに正確なことは謎のままだという。巨石神殿建設の際の石の運搬に使われたものという説もある。マルタの巨石神殿群を築いた人たちが姿を歴史から忽然と消し去った事実と同様、古代史上のミステリーとしてさまざまに推測されるものだ。興味深いことにこの同じ轍跡が、海をへだててシチリアや北アフリカにも見られるという。